サムスンのスマートフォン

韓国のサムスン電子は、携帯電話の市場では大きな勢力を有しています。長年世界シェアの第2位を保っており、昨年はシェア占有率を約20%としていました。世界中の携帯電話の5台に1台はサムスン電子製という計算になります。韓国国内ではAnycallのブランドで携帯電話市場を席巻していましたが、日本の市場では日本独自のサービスシステムが蔓延していた故に、なかなか成功例を出せずにいました。そんな状況を打破するためにサムスンが日本市場に投入した切り札が、スマートフォンのGALAXYです。2010年10月にNTTドコモから発売されたこの機種はタブレット型端末と同時発売されたことも話題となりました。
アメリカ版ではアンドロイドOS2,1でしたが、日本版では2,2を搭載しています。これによりフラッシュプレイヤーの10,1が使用可能となり通常のパソコンで動作するフラッシュで作成されたホームページや動画などを再生することができ、またディスプレイには日本では珍しい有機ELディスプレイを採用し、サムソン独自の技術でタッチパネル面を薄くすることで液晶の反射率や透過率を大幅に向上させるなど、サムスンのスマートフォンのフラッグシップ機にふさわしい機能をもっている機種として人気を博しました。まもなく発売されるSC-04Dもすでにかなり人気となっているようですので、今後もさらに期待が出来るスマートフォンが登場するのではないでしょうか。