CTIとは電話とコンピュータの統合

CTIとは、「Computer Telephony Integration」の略で、電話やFaxなどをコンピュータと統合する技術のことです。CTIを利用することで、顧客のプロフィールや自社との取引内容、購買履歴などがパソコン画面に表示されるため、データを参照しながら対話することができます。従って、その場で瞬時に適格なサポートを提供することができるようになります。現在では大企業のカスタマセンターや、営業窓口となるコールセンター業務などに広く利用されています。具体的なCTIの活用としては、電話の着信時に顧客情報がパソコンの画面に表示されるため、相手がわからなかったり、間違えたりすることがありません。継続している取引や購入に関する問い合わせがあった時でも、販売システムと連携させることで、顧客ごとの見積りの内容や販売価格を即時に答えることができます。また、日本全国の顧客からの問い合わせに対しても、1つのパソコンで地域ごとや業態ごとにデータを検索・抽出ができるので、1人の担当者ですべての対応が可能なため、地域ごと・エリアごとの担当者を配置する必要がありません。なお、不在中の社員への伝言も、即座にパソコンから社員の携帯やタブレットなどへのメール送信が可能です。